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コードの転回形2 - 実際の例
コードの構成音から抜き出す
さて,前回に引き続き分数コードの話です.実際のピアノコードアレンジではどう生かされているかというと,ずばり”
ベースの音を滑らかに進行させる
”のに使います.滑らかっていうのは,大ざっぱに言うと
左手の小指の動きが少ない
ってことです.非機能的なものは今は考えないことにして,機能的な分数コードを使いたいと思います.特に,まず転回形をマスターしましょう.これは,分母の音が,分子のコードに含まれている場合でした.(わからないかたはこちら).ですので,逆に考えて
コードの構成音からベースになる音を抜き出して
うまく配置すればいいのです.
before.mid
after.mid
上の例でも十分だとは思いますが,どんな手法が使われているかわかりますか?セカンダリーって書いてある所はセカンダリードミナントです(こちらでやりました).そして,上のbeforeの方をさらに ピアノアレンジしたいと考えます.下がアレンジしたものです.
まず,滑らかにするために一小節目の1,2拍目の音を1オクターブ近く上げています.これはこの後,どんどん下がって3小節目のA♭にたどりつくためです.そして,二小節目のCm7のベースであるドと,一小節目の1拍目のミ♭を
上手くつなぎたい
と思いました.G7というコードはソシレファですので,レをベースにしたらミ♭→レ→ドとなってよさそうです.
次に,二小節目のCm7のドの音と,三小節目のラ♭を
上手く繋げること
を考えます.間にあるE♭7の構成音はミ♭ソシ♭レ♭ですので,シ♭がベースならド→シ♭→ラ♭となってよさそうです・・・というように考えます.
最初は難しいかもしれませんが,とにかく滑らかになるとプロっぽくなります(笑)間にあるコードをリハモし直してでも,転回形でうまくつないでみてください.