ドミナント7th(A,オルタード)
ドミナント7thにオルタードテンションが使えるということは、以前こちらで紹介しました。今回はそんなテンションが入っている押さえ方です。一見難しそうですが、前回のドミナント7thコードの押さえ方が完璧なら簡単です。オルタードテンション入りのAフォームでは、 親指の音を半音下げるだけです。
ドミナント7thコードのAフォームの親指で弾いていた音は、通常ですと9thでしたが、今半音下げることにより♭9thを押さえることになります。つまり下から37♭9という押さえ方になります。
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指一本の動作で凄く手軽なのですが、和音の響きはガラっと変わります。是非印刷して練習してみてください。
ドミナント7th(B,オルタード)
Bフォームからの派生系として、オルタードテンションを入れてピアノで演奏するには、先ほどの♭9thの場合と同様に 親指を半音下げるだけです。
以前はBフォームとして736(13)と押さえたのですが、オルタードテンション入りでは73(♭13)です。
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こちらも指一本の動作ですが、演奏効果は高いです。他にもC13とか、Cm7(-5)とかdimコードもAフォームBフォームの押さえ方があるのですが、出現頻度を考えてとりあえずは保留にしておきます。しかし、これらのコードも、 すでに取り上げたコードの派生系ですので対応する音を上げ下げすればいいです。例えばC13というコードを弾きたかったら、今まで M7の音を弾いていた部分を全音下げて13thの音に変えればいいだけです。また、Cm7(-5)も マイナー7thの弾き方のうち5thの音を半音下げるだけです。