3rdとテンションを入れる
前回問題だった、コードの3rdが弾かれていない点を改善したいと思います。下の図はその一例です。
主に緑で丸を付けた部分の音を厚くしてあります。そして、ちゃんと各コードの3rdと7thを引いている点を確認してください。どうしてこのような音の積み重ねになるか、何でこのコードでこの音なの?という疑問を持った方は、右手のメロディーに合わせたコードの弾き方をご覧ください。上の例でも曲になっているといえばなってますけど、最後にちょっとした仕上げをしたいと思います。
右手で合いの手を打つ
もうちょっと、リズムを整えるには右手で合いの手を打ちます。どういうところに打つかというと、 右手が暇な部分です。ですので、まず暇そうなところを探します。
上図で茶色の丸をしてある部分が暇な部分です。要するに休符だったり、音が長く伸ばされている部分です。まぁ暇といっても、慣れないうちは忙しいと思います。4小節目の緑の字の部分は、比較的隙間が少ないので忙しい部分です。こういうところには合いの手を入れません。
合いの手には以下の二種類あるのでそのどちらかを入れます。
AパターンとBパターンと便宜上名づけました。緑で囲んである部分が、追加した合いの手の部分です。何が違うかというと、一拍目が四分休符か8分休符かです。まぁこういうもんかと思ってください。で、これらの使い分けは簡単で、基本交互に使います。そして、奇数小節にAパターン、偶数小節にBパターンを使ってやるとうまくいくことが多いです。
注意点としては、一番最初のソの音だけの小節はカウントしていません。おまけみたいなものですからね。そして、A,B・・・と交互に使っています。先ほど忙しいとした部分は、合いの手を入れなかったのですが、小節はカウントされます。合いの手で打つ音は、直前に右手で弾いた音が楽だと思います。別にそのコードにふさわしい音なら、何でも構いません。
以上がなんちゃってボサノバなアレンジの方法です。難しいのは多分メロディーのフェイクだと思います。しっかり手順を追って、是非挑戦してみてくださいね。