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11. メロディーにあわせた右手の弾きかた - 1

左手は単音でも、右手で頑張る

ここからは、右手の弾きかたに注目していきたいと思います。

以前説明した基本形でもいいのですが、

右手でメロディーを弾くっていっても、よくわからない ><

ですが、ここで説明するような弾き方を参考にすれば、 ピアノのメロディーがどんな音で、どんなコードでも対応できるようになります。とりあえずはCのコード(CM7やCm7とか・・)を中心に載せます。度数は載せておきますので 適宜転調して活用してください。

メジャー7th系

右手のメロディーはドから順にシまで載せています。どのコードも極力テンションを含んだお洒落な形になっています。CM7となっていますが、単にCという表記のコードやCadd9とか、C9とかにもこの譜面が参考になると思います。

(クリックまたはタップで拡大)


この楽譜をどうやって活用するかは、詳しくはピアノアレンジ講座で使っていくのですけど、一応簡単な例だけ。

上の譜面は、左から順番にドレミファソラシ・・・というメロディーに対応しています(右手の一番高い音がドレミファ・・・という順で整列しています)。そして、これらは四分休符で区切られていますね。それで、今は下に示すようなメロディーを演奏したいと考えます。

まずコードを確認します。CM7なので上の譜面が使えます。そして、次にメロディーを確認します。茶色で丸を付けたところに、上で紹介した弾き方を使いたいと考えます。
(どのメロディーを拾っても構いません。ただあんまり拾いすぎるとちょっとしつこいかも)。

例えば一小節目の右手はレですので、レに当たるところを探します

探せましたね?CM7で右手のメロディーがレである弾き方は、三種類あることになります。どれを選ぶかは好みでどうぞ。こんな感じで、他にもシやミのメロディーの弾き方を探して選びます。すると下のような演奏になると思います。

何か味気ないのはCM7しか弾いていないからです。でもコードの弾き方としてはこれで完璧です。じゃ他のメジャー7thコードだったらどうなるのか(FM7とかは?)は次に説明します。

FM7などの場合

CM7しか載せていないのですが(直に全メジャーコードに対応させます)とりあえず、FM7ではどうするかだけ軽く説明したいと思います。FM7でのメロディーの弾き方を考えるとき、上のでっかい楽譜では、左から順に"ファソラシ♭ドレミファ"と並んでいると読み替えてください(音階は大丈夫ですか?FM7はFなのでヘ長調の音階を考えます)。そして、弾きたいメロディーの部分を探します。例えば下の場合、

FM7でラがメロディーのときを考えたかったら、上のでっかいピアノ楽譜をまず左から"ファソラシ♭・・・"と並んでいるものと読み替えます。そして、ラを考えてますので、三番目のブロックを探せばいいことになります。

上の部分が見つかりましたでしょうか。次に考えるのはFM7の構成音です。この構成音と今見つけた部分に振られている数字をよく見て、その度数の順番で弾きます。

例えば、見つけた部分のうち一番左の音形で弾きたかったら、下から「5,M7,3」と書いてありますので、FM7の構成音にあわせます。つまり、下から「ド,ミ,ラ」となります。
(構成音はこちらで確認。ちゃんと ピアノの音階まで戻って考えるとわかりやすいです)。ですので、下のように弾けばいいことがわかります。


以降、m7コードなども同じ感じで書いておきますので、上記の手続きに従って適宜転調して、弾きたい曲に合わせてください。何度かやってるとだんだん見なくてもわかるようになるかと思います。

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