ピックアップ記事
05. 右手と左手で違う音を弾く

ピアノ曲を最大限に響かせるポイント

今回はすぐにでも応用できるようなことを紹介します。それは右手と左手で極力違う音を弾くようにするということです

よく、"音の抜け"と言われるものだね

そして、このことは、以降のピアノコードの弾き方の基礎になります。下の譜面をご覧ください。

[before]

[after]

左の例は、左手でrootと3rdを弾いているのはいいのですが、右手ではrootであるドの音を和音で弾いています。もちろんこれでも問題は無いのですが、左手でもドの音を弾いていて響きがちょっと足りません。そこで右側の譜面のように、被ってしまった右手のドの音を半音下げて、シの音で弾いています。このシの音はメジャー7thにあたります。そうすると丁度コードもCM7となり、都合がいいです。

[before]

[after]

この場合も一緒で、左手でソの音を弾いていて、右手にもソの音が入っていたら、その部分を違う音に変えてみます。

何の音に変えるかは好みですが、テンションでもいいですし5thでもいいです。とにかく左手で弾いていない音を弾いて見ましょう(もしくは音を省きましょう)。上の例では5thや3rdに変更しています。少ない音で最大限の響きを得ることは、実は労力をかけずに曲をゴージャスにすることに繋がります。上記のようなことはその手がかりになります。そしてクラシックのピアノ曲では、これらのようなことは巧みに利用されています

おすすめの記事