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右手二声弾く感覚を覚える

いよいよ実際の練習に入ります。今回は左手と右手をずらすというよりは、影を作る(=音符をつめる)基礎になります。左手は普通にベースを弾くとしたら、右手はメロディーと”何か”を弾かなければなりません。この”何か”の部分で影を作ります。


上図のように、右手の小指できらきら星のメロディーを弾きつつ、右手で淡々とノリを作っています。実際の肝は、左手の付点のリズムですね。タイを使って、シンコペーションさせることで、右手を入れる”余地”を作っているわけです。以下に譜面(pdf)と演奏例をのせておきます。是非印刷して活用してみてください。

コードが意味不明な方は、"コードのかえかた"で是非復習してください。そして、注意点があります。

1全調で練習しましょう

またか...

全部の調でやりましょう。なんでかというと、コードによって手の形が変わるからです。つまり黒鍵が多い調をやることで 黒鍵という物理的な高低差に慣れることができます。また、精神的な耐性もつくでしょうね(笑) ロ長調とか、臨時記号が多いよーって思った方はクラシック暦が長いのでしょう。楽譜を見て、その通りに弾こうとすると 確かにロ長調あたりは鬼門です。ただ、ここがコード奏法の良いところなのですが、コードさえ弾ければ楽譜読まなくたっていいんですよね。
なので、ロ長調が苦手でもBM7などのコードが弾ければ問題ないのです。(あ、さらっと言いましたけどここが難しいんですよね。

2覚えない

最初のうちはいいのですが、いつまでも楽譜にかじりついて、その通り律儀に演奏するのは良くないです。暗譜するという 意味じゃなくって、なんでここがこのコードなのか、そして今何のコードを弾いているのか、などを考えながら弾けるといいですね。リハモしながら 弾くくらいの余裕が出たらバッチリです。目的は、 コードを弾くことであって、この曲を弾けることじゃないのです。

さて指ならしはここまでで、次からはもうちょっと複雑な形をやります。

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