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Etude Op.25-1 Part 2

さて、前回の続きですが、E♭7からの解決でA♭M7から始まっています(このM7というのは、コードを4和音で弾くっていうこの講座の趣旨に則ってるだけで、実際にはM7の音は弾かれていません)。二段目のところも、上声部のみの解決と、前回と同じような格好です。A♭argも同じですね。


一段目も前回と似ていますね。ニ小節目もCM7の箇所は前回はC7でしたが今回はメジャーコードです。A♭の音から見て、ミの音が短六度になりますのでサブドミナントマイナー的な使われ方です。

そして、二段目のG7は新しい部分です。次の4小節目のCsus4への解決です。そして、Csus4→CM7という進行は、前から出てきている内声部の解決です。ここから、雰囲気がちょっと変わる部分です。二小節目のクレッシェンドにもありますように、どんどん盛り上がっていく部分ですね。

一小節目のC7がEがベースになっているのがおもしろいです(第一転回形)。これは、次のFsus4へ解決するときに、ベースの音を滑らかにする働きがあります。つまり、解決先のコードの半音下の音(今の場合だとFへの解決だからミの音)をベースにすることが出来るっていうことですね。

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